ハッピーな人ほど長生き?

私の研究の一つに「幸福度と男女の余命差」というものがあります。論文が出版された当初、ダウンロード数がその雑誌トップになったのですが、その理由は未だにわからない「いわく付き」論文です。

この研究は「ハッピーな人ほど長生きする」と言えるのか、国際データを利用して分析したものです。それまでの研究では「ハッピーな人ほど長生きする」と言えるものの、国際比較に耐えうる研究はありませんでした。そこでこの研究では、男女の余命差に着目して国際比較にを行いました。もしハッピネスが長生きにつながるのなら、ストレスに弱い男性にこそハッピネスの影響が顕著に出て、男女の余命差にその効果が現れると考えたのです。つまり「ハッピーな人ほど長生きする」のなら、ストレスのかかるアンハッピーな環境では余命の女男差が拡大するはずなのです。

分析結果は、「ハッピーな人ほど長生きする」という命題を支持するものでした。アンハッピーな環境では男性が早死する傾向を示し、余命における女性のアドバンテージが拡大しました。逆にハッピーな環境では、男女とも余命が伸びるものの、その効果は男性により顕著に現れました。

ハッピーでいることも長生きするには重要ですね。特に男性は気をつけて!

p.s., 論文欲しいけどダウンロードできない人は影山まで。

【By 影山純二】


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