日本経済史は、国籍の異なる学生同士のグループワークなどを行っています。
写真にあるように、最終講義では、毎回提出する小論文の「最優秀賞作品」を題材として、履修者全員が、事前にレポートを作成し、当日はレポートを元にスピーチをします。
例えばベトナム人1年生のスピーチに対して日本人4年生がコメントし、同じく中国人1年生のスピーチに対してはベトナム人1年生がコメントする、というように国籍の異なる学生同士による、学生主体の双方向型授業の集大成を行います。
別に紹介する「統計学入門」では、式の組み立て方=解答の導き方など、言わば学問の「作法」の修得を講義目標としています。それに対して「日本経済史」では、学生達同士の意見交換により、コミュニケーション力の向上や、普遍的な価値観の構築を講義目標としているのです。
【By 吉田敦】