「統計学入門」では、履修者数が約270人いる大授業でありながら、アクティブラーニング型授業を行っています。
毎回の授業は前回の授業内課題の返却→その時点での成績発表→吉田准教授による問題解説→課題作成・提出という順序で進行します。課題の解答作業では学習成果を上げやすいよう、履修者同士で議論しながら解答を導き、お互いに学びをサポートし合うことを推奨しています。一方で採点作業については、解答だけではなく数式まですべて正しく組み立てられている完全解答しか認めないという方法をとっています。
このように「統計学入門」は「演習形式」であり、学生達の授業内課題の作成提出と吉田准教授によって厳格に採点された課題の返却という「双方向性」が担保されているため、履修者数の多い大授業でも、2012年中央教育審議会答申で規定された「アクティブラーニング」を実現しているのです。
明海大学経済学部は、AI時代を見据えた「データサイエンス教育」政策に応ずるべく、これからも授業改善を重ねて参ります。
【By 吉田敦】